「ニット」という身体のラインが出やすい服装で、斜めがけバッグを身につけることによって胸の形状が強調される現象、いわゆる「パイスラ」をする女性がいます。
「パイスラ」だけでも胸の形がわかるのに、「ニット」を着ることでほとんど胸の形が見えてしまっています。
見ている側は、「わざとか?」と思うことも多いですが、本人に聞くとそうでもないこともあります。
本記事は、ニットでパイスラをする女性心理と周囲の反応についてまとめました。
ニットでパイスラをする女性心理
前提として、ニットでパイスラする女性はほとんど「わざと、アピール」などは意図していません。
周囲が過剰に意識している、また気にしている女性はパイスラにならないよう気を付けているというだけです。
そのため、意図せずパイスラになっている状況を含め、以下のような心理や理由が考えられます。
両手を自由にしたいから
現代社会、特にスマホ社会において「両手が空く」ことは極めて重要です。
移動中のスマホ操作、買い物、改札の通過など、トートバッグよりも斜めがけバッグの方が圧倒的に機能性がいいです。
秋冬はニットを着ることも多く、必然的にニットでパイスラになってしまうシーンは多いです。
また、「両手を自由にしたい」ことは、「パイスラになることより優先したいことがあるから」とも言えます。
機能性を求めている女性は、斜め掛けカバンは太ももの前側に当たると歩きにくいため、カバンを後ろ側にしていることが多いです。
この場合、「歩くときに太ももの前側にカバンが当たって跳ねるのが嫌」>「パイスラ」といった構図が見えます。
利便性や機能性を求めるタイプの女性は、「パイスラになるのが嫌」の優先度が低い、もしくは「パイスラ」になっていてもまったく気にしない・認識していないと考えられます。
紐が胸に滑ってフィットしてしまうから
ある程度のバストサイズがある女性が、体にフィットするリブニットなどを着て斜めがけバッグを持てば、ベルトは自然と胸の谷間に滑り込みます。
胸のサイドに紐を避けていても、動いていると、胸は丸くニットは滑りやすいので谷間に紐が滑って落ち着いてしまいます。
谷間に紐が入ることを防ぐには常に手でベルトを支える必要があり、それでは斜めがけの意味がありません。
「パイスラになってしまう」のは、多くの場合、重力と布の摩擦による不可抗力です。
スタイルが映えるファッションをしたいから
冬場のニット、特に厚手のものは上半身が大きく、太って見えがちです(着膨れ)。
ニットを着ることや、バッグのストラップで身体のラインを引き立たせることは、視覚的に引き締まって見せる効果(細見え効果)があります。
異性へのアピールというよりかは、鏡に映る自分自身のシルエットに対する満足感、つまり「今日のコーデはスタイルに合っている」という自己満足や美的追求の一環です。
承認欲求や自信を満たしたいから
自分の身体的特徴(バストの大きさやウエストの細さ)を肯定的に捉え、それを隠すのではなく長所として活かしたいという心理です。
この場合は、自身のウエストやバストの魅力をわかっており、「見られている」という意識がある上で、ニット服でパイスラをしています。
男性を誘いたい、アピールしたいというよりかは、自身のプロポーションを「自慢したい」「マウントをとりたい」「自分は魅力的だと思っている」ことの表れです。
人間には多かれ少なかれ「他者から注目されたい」という欲求があります。
パイスラ状態が周囲(特に異性)の視線を集めることを経験則として知っており、その注目を浴びることで「自分は魅力的である」という自己効力感を高めています。
SNS文化において「映え」を意識するのと同様、リアルの場における「映え」を意識しているのです。
モテたい・アピールしたいから
ニット服にパイスラをすることで、自身の胸の魅力を強調し、特定の男性に向けてアピールしたいと考えています。
合コンやデートなど特定のシーンでニット服にパイスラをしている場合、それは明確な「勝負服」としての戦略です。
男性にモテたい・魅力的に思われたいという心理で、身体のラインがわかる服を選びます。
ニット服にパイスラをしている女性の周囲の反応は?
ニット服にパイスラをしている女性の周囲の人の反応をまとめました。
ニット服にパイスラをしている女性の心理は上述した通りですが、それを見ている周囲の男性・女性はまた心理が変わってきます。

周囲の男性の反応・心理
抗えない本能により見てしまう心理
男性は、女性の胸やお尻に本能的に惹かれる習性があり、反応するかのように見てしまいます。
おいしそうな料理のにおいによだれが出るように、パイスラを反射的に見てしまうのです。
パイスラとニットにより強調された胸の谷間や形は、より魅力を膨らませています。
また、露出そのものよりも、「服の上から形がわかる」状態の方が、脳内の補完機能が働き、より強く性的な興味をそそられます(チラリズムの心理)。
まとめると、男性の本能と、シルエットの強調による魅力UP、服を着ていることによる妄想による魅力があり、抗えず引き付けられ見てしまうということです。
「好きなの?」「誘ってる?」と思ってしまう心理
多くの男性は、女性のニット服パイスラに対し、「自分たちに見せるためにやっているのではないか?」という誤った解釈(勘違い)をしがちです。
「この女性は誘っている」「自信があるから見せつけている」と勝手に意味付けを行うことで、自分の「見たい」という欲望を正当化しようとする心理が働きます。(自己正当化の心理)
女性に誘うような意図がないにもかかわらず、男性はパイスラを見たい気持ちをすり替えて、勘違いをしてしまいます。
「見てはいけない」と思う心理と興奮
現代の社会を生きる男性は「ジロジロ見るのは失礼だ(あるいはセクハラだ)」という礼儀を持っています。
そのため、多くの男性は以下のような挙動をとります。
- 顔は正面を向けたまま、視界の端で捉えようとする。
- かばんや手を見ているふりをして、パイスラを見る。
直接的には目を向けないものの、「見たい欲求」と「バレてはいけない緊張感」の狭間で、男性側にはある種の「ドキドキ感(吊り橋効果に似た興奮)」が生まれます。
ジロジロと直接的に見ることは女性に失礼と思っている割に、間接的に見ているということは、ニット服とパイスラに興味がないのではなく、魅力的だと思っている証です。
周囲の女性の反応・心理
パイスラはあるあるだよねという印象
「荷物が重いとああなるよね」「位置を直すのが面倒なんだよね」という、よくあることとして捉えます。
パイスラになっていても、性的な意味を見出さないため、風景の一部としてスルーすることも多いです。
羨ましい・憧れる心理
スタイルの良い女性は、女性にとって「羨ましい」「憧れ」の対象になります。
スタイルを維持しているということは、食事バランスや運動などによる自己管理ができている証だからです。
そのため、女性同士で会うときにニット服にパイスラをしているような場合は、「スタイル良いな」「素敵な友達がいて嬉しい」という感情を持つことがあります。
「あざとい」「男好き」と思われ嫌われる
パイスラをする女性を見ると、「品がない」「イライラする」といった感情を持つ女性は多いです。(特に男性がいる場において)
ニット服にパイスラする女性はあからさまに男性にアピールしており、周囲の女性を軽視していると思われても仕方がありません。
小さなころから、「ぶりっ子」「猫かぶり」は、全女性にとって良い感情を抱きません。
また、職場やフォーマルな場でニット服にパイスラをしている場合、「品性がない」「TPOをわきまえない」という信頼を損ねることもあります。
まとめ
ニット服でパイスラをする女性について、本人の心理や周囲の男女の心理について解説しました。
ニット服でパイスラする女性は、本人の気持ちと周囲の気持ちにはかなり差がある、興味深い現象です。




