「パイスラ」に対して「気持ち悪い」「見ていて不快だ」と感じる心理は、単なる好き嫌いだけでなく、「社会的なルール違反」や「価値観への違和感」「ずるい」といった不快感があります。
パイスラに感じる不快感は、男女で感じるポイントが異なります。
本記事では男女別に、パイスラに対して「気持ち悪い」「不快だ」と思う心理について解説します。
男性がパイスラに気持ち悪いと思う心理
男性がパイスラに「気持ち悪い」という嫌悪感を抱く場合、多くは「下品な人と同列に思われる不快感」や「わざとらしさへの不信感」から生じます。
社会的にマナー違反である「罪悪感」「不快感」
周囲からの評価が落ちることを心配する心理
「あんなに露骨な格好をしている女性の近くにいたら、他の人から『下品な男だ』と見られているのではないか」という他者評価への恐れから、その女性を「気持ち悪い」と感じて距離を置こうとします。
特に妻子ある男性や、管理職などの場合、社会的な立場にプライドがあり、守りたいという気持ちが強く、立場を危ぶませるパイスラ女性には近づきたくないのです。
男性は、女性よりも仕事を選ぶ人もいるため、仕事や職場の人からの評価を脅かす女性に不快感を感じます。
パイスラを見てしまう「罪悪感」
パイスラを目撃した男性は、「見てはいけない」という社会常識と「見たい」という本能の板挟みになります。
この葛藤の末に「見てしまった」場合、その罪悪感を解消するために、原因である女性に不快感を転嫁する心理が働くことがあります。
「見てしまったのは下品な恰好しているこの女が悪いんだ」と自分が見てしまったことは棚に上げて女性のせいにする、他責の心理が働いています。
「わざとらしさ」への嫌悪感
多くの男性は、パイスラの「隠れきれていない感」や「たまたまそうなってしまった感」に魅力を感じます。
しかし、パイスラがあまりにも露骨で、意図が透けて見えると、途端に嫌悪感に変わります。
隠されている魅力をぶち壊している
パイスラは、露出はしていないがラインがわかる、という「チラリズム」が持つ想像力が魅力です。
過剰な食い込みや張りによって「見せつけている」と受け取られると、「下品だ」「ガツガツしすぎている」と判断され、萎えます。
パイスラに奥ゆかしさを求める男性にとっては、逆効果となり拒絶反応が出ることもあります。
「性欲を刺激されている」ことへの不快感
「その気はないのに、無理やり性欲を刺激されている」という事実に気づき、嫌悪や自己嫌悪を感じるケースもあります。
お腹がすいていないのに無理やりご飯を食べさせられるのが嫌なように、気分が乗らない時にパイスラを見せつけられても不快感があります。
特に、性を意識しないような職場や、まったくその気がない女性にパイスラをされると、苛立ちを覚えます。
パートナーに対する不信感
自分の恋人や配偶者が意図的にパイスラをしている場合、「気持ち悪い」といった不快感を持つことがあります。
「他の男性の視線を集めることを楽しんでいる」と受け取られ、自分の独占欲を削いでいることに強い不快感を覚えます。
また、パートナー以外の人への性的な承認欲求が強いことにも嫌悪感を抱きます。
女性がパイスラに気持ち悪いと思う心理
女性がパイスラに「気持ち悪い」という嫌悪感を抱く場合、多くは「TPOのルール違反」や「自己防衛」から生じます。
TPOのルール違反による不快感
女性は服装における「時と所と場合に合わせること(TPO)」に敏感です。
パイスラが「気持ち悪い」と感じられる背景には、TPOという社会常識のルールを違反していることが挙げられます。
女性集団におけるTPOを破っている不快感
特に職場やフォーマルな場など、性的な要素を排除すべき場面でパイスラをしていると、
「場面をわきまえていない」「品がない」「欲丸出しで安っぽい」と、女性集団における価値観から外れた行動であり、嫌悪感を持ちます。
女性であれば、わきまえているはずの「性を強調していいシーンとそうでないシーン」を区別していないことは、
「知っている上で無視してルールを破っている」と受け取られ、同性から嫌われます。
「男ウケを狙っている」ずるいと思う理由
多くの女性が、体型維持やファッション、美容、化粧品、食生活に気を遣っています。
そういった女性としてのいろいろな努力をすっ飛ばして、パイスラだけで注目を集めようとしている「性の売り方」「男ウケだけ狙うやり方」に嫌悪感を感じています。
様々な女性の努力を無下にするような、女性の品位を落とすようなやり方に、不公平感や嫉妬により不快感を覚えます。
女性として優位に立つための自己防衛
女性同士であっても、「より美しくいたい」、「私のほうが魅力的だ」といったライバル意識やマウントの取り合いはしばしば起こります。
ライバルの女性を意識している場合
パイスラ女性をライバルだと感じた女性は、その女性を「下品」「あざとい」「気持ち悪い」といった非難の言葉で遠ざけることで、自分の優位性を保とうとします。
自分の優位性を守ることで、「自分は女性として劣っている」ことから心を自己防衛し、「自分は魅力的だ」という安心感を得ています。
こういった心理は、パイスラをしてもいいような合コンや飲み会のシーンで、パイスラしている女性に対してライバル意識がある場合に見られます。
不自然すぎる胸の強調への違和感
純粋な美意識や機能性の観点から、生理的な不快感を覚えることもあります。
特にバストが大きい女性が、パイスラを強調するために不自然にきついニットを着ていたり、ストラップを極端に短くしている場合、その服装は無理をしているように見えます。
「息苦しそう」「服が伸びすぎている」という、あまりにも不自然な服装が、「本当にそれが美しいと思ってやっているの?」という違和感を感じさせ、「見ていて気持ち悪い」という感情に繋がります。
まとめ
パイスラを「気持ち悪い」と感じる心理は、男女により大きく異なります。
男女で違いがあるものの、大きくは「社会からの見られ方」「わざとらしさ」「美意識の違和感」といった共通の不快感があります。
パイスラは魅力的に捉えられることも多いですが、気持ち悪いと感じる層も一定数おり、複雑な印象を持つ現象です。




